優良自然薯栽培のこだわり

今北自然農場では、安心・安全を心に強く持ち、みな様の健康を願い、優良自然薯栽培に取り組んでおります。

優良自然薯栽培のこだわり 従来、自然薯は栽培が困難とされておりましたが、近年、長年の先人の研究と熱意が実り、栽培する事に成功しました。
今北自然農場では、その先人の研究と熱意にありがたく感謝し、栽培方法や必要条件を吟味しています。そして私達は自然薯栽培に、"安心・安全・みな様の健康"を課題に取り上げ、大切なこだわりに辿り着きました。

いくつものこだわりがある中、代表的なこだわりがあります。


こだわり(1)栽培地域

こだわり1:画像1
昼夜の温度差がある伊賀盆地の山間部を選びました。

伊賀は松尾芭蕉生誕の地として知られ、忍者や伊賀上野城も有名です。東は鈴鹿山脈、南を紀伊山脈、西を笠置山地、北を水口丘陵地と、四方を山々に囲まれた標高150mの代表的な盆地であります。
また、内陸性盆地であるため、寒暖の差が大きく、かつて県内の最高気温と最低気温を同日に記録した事もあります。
自然薯栽培には、昼夜の温度差や昼間の日光時間などが大変大切になるため、この伊賀盆地独特の恵まれた気候は最適の環境といえます。


こだわり(2)栽培地

害虫被害が少なく、土壌に栄養と粘りのある水田農地を選びました。

自然薯は、土中の病害虫の被害が多く、先人も大きく悩まされたと聞きます。私達はこの課題を乗り越える為に、毎年、栽培地を変えながら、常に健康な土壌状態を保っています。また、水分を嫌う自然薯である為、大型重機を用い、あらかじめ明渠排水工を設置して、大雨や溜水処理をし、健康で栄養のある水田農地の土壌を生かした栽培に取り組みました。


【稲作中】


【自然薯定植前】


【明渠排水作業中】



【稲作中】


【自然薯定植前】


【明渠排水作業中】


私達が栽培する水田農地は、伊賀地域の中でも有名な泥田と呼ばれる地域の水田農地で、田植え作業時には膝上まで浸かるといった状況の泥質であります。逆に考えると十分乾燥させれば砂利などが無く、キメの細かい土質が自然薯栽培には最適な健康農地です。


こだわり(3)パイプ土

伊賀地域特有である"古琵琶湖層群"の無菌で安全な山砂を採取し、パイプ栽培に使用しました。

古琵琶湖層群とは約400万年前の琵琶湖と河川の堆積した地層を言います。簡単に説明いたしますと、遙か遠い大昔、この伊賀地域や隣接する甲賀地域などは、現在の琵琶湖と同様の大山田湖と呼ばれる湖でした。
この古琵琶湖層群の伊賀地域の土質は、不濁汰の粘土層を主体とし、砂質や礫質を挟む地層で形状されているのが特徴です。
私達はこの、400万年前の砂質にとても魅力を感じ、大型重機で掘削作業し採取しました。
 

            【古琵琶湖層群】                              【地層調査中】

 【大型重機で掘削作業】                           【採取した砂】

一般に自然薯栽培パイプ内の土質は粘りのある赤土などが主流ですが、無菌という絶対条件も先人の教えでした。
キメ細かい400万年前の砂質は弱酸性で、溶出試験結果でもすべての項目に細菌は検出されず、赤土とは違う土質ですが、無菌という絶対条件には安全で健康に使用できる砂でした。また、砂色が肌色であるので、色移りや成長段階でのストレスも少ない形の良い自然薯に育ちます。

 


こだわり(4)種芋

一般には流通の少ない"ウイルスフリー由来の選抜種芋"を栽培しています。

植物はウイルスを免疫系によって排除する事ができない為、一度何らかのウイルスに感染した植物は子孫に渡り逃れることが難しいといわれます。
しかし、ウイルスフリー種は何にも感染していない為、自然薯が持っている性質と成分を十分に発揮して成長できます。
ウイルスフリー種は、在来系統と比べ、肥大が良く、アクが少なく、粘りがあり、自然薯の特性を産み出す事の出来る種子です。


まとめ

自然薯まだまだ自然薯栽培へのこだわりはありますが、大切な先人の教えから、安心・安全を心に強く持ち、みな様の健康を願い自然薯栽培に取り組みました。
私達、今北自然農場のこだわり栽培と自信のある"優良自然薯"を是非どうぞご賞味下さい。


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